≠フェイカー

詩がたまにしか書けないから雑多に好きな事書く/人権剥奪された人

☆詩☆一通の手紙 名も無き人達へ

この世界が好きだ

 

愛から憎しみは生まれる

けれど憎しみから愛は生まれない

世界は愛で溢れてる

血の繋がった人から愛されない子供もいる

けれど血の繋がらない人達が

たくさん愛してくれる

 

戦争だってきっと大切な物を、

大切な人を、大切にしたいからこそ起きる

 

憤り、醜さも飢餓も貧困も決して

愛では無くならないかもしれない

 

それはきっと僕が手を伸ばしても

ずっと届かないところにあって

 

たくさんの人達もきっと

ずっと手を伸ばして

それでも未だに癒えぬ痛みを

みんなが背負っている

 

だけど信じていたいんだ

世界は巡り巡って

手の届かない人達が

きっと他愛もない事で

笑っているんだと

 

人ひとりに出来ることは

きっと辛い人達の米粒くらいの

力にしかなれないかもしれない

 

けれど信じていたいんだ

小さな力はきっとたくさん

色んなところにあって

色んな形で小さな手に届くんだと

 

諦めないで

誰かの人生の責任を持つことはできないけれど

その小さな手に生きてほしいと

願う人の気持ちが届いてほしい

 

だから諦めないで

けれど相手を憎んではダメ

だってきっとその相手にも

譲れない想いがあって

 

人と人が分かり合うのは

とても難しいことだけれど

みんな生まれてくるときは泣いていたんだ

 

きっと笑わしてくれる人も

たくさんいたはずなんだ

最初から憎しみなんて

誰も持ってやいやしないよ

 

人はみんな同じ。

 

きっと誰かを愛するために生まれてきた

 

決して諦めないで

世界は愛で溢れてる