≠フェイカー

詩がたまにしか書けないから雑多に好きな事書く/人権剥奪された人

隣に眠る1番無防備な君に

1人呟く「好きだよ」

伝わらなくたって良かった

伝わらないからこそ重みのある「好きだよ」

君の幸せな時間の横に居れる私の幸せな時間

伝えた言葉、伝えずに呑み込んだ言葉

どれも君を想ってはらはらと

出会ってから、流れた時間が

短いのか長いのかそんなことを考えたり

君が私に想う気持ちが私と同じなのか

そんなことを憂いてみたり

もしも二人の距離がいまより開いてしまうような

そんなことがあったら問い詰めるのでしょう

目には見えなくて記憶の中にしかない確かで不確かな

積み上げた宝石のような日々を無かったことにするの?って

私が君の名前を呼んで

私はその先を紡ぐことができなくて

けれど君は私のことを知り尽くしているかのように

紡ぐことに躊躇っている私に笑って

「好きだよ」と言ってくれるのです。

私はなんて簡単な女なのでしょう。

やっぱり君しかいないんだって嬉しくなる

二人きりの空間の中の1人の時間

どちらともなくふと思いついた

他愛もない事を話し笑うその瞬間が

君の傍に居ても良いのだと教えてくれる

そんな気がするのが私だけでなく

君もそれが心地よいと感じてくれていたら

求めすぎでしょうか

これが願いに似た祈りで永く続くかもしれない

また1つの愛の始まりであったらいいなと

私はそう想うのです

お前は気付くのが遅いなって

バカだなって笑ってください

君の笑顔に安心させてください

一緒にいる意味など必要なかったんだなって

いま隣にいるのはもっとずっと最初のほうに

二人でいることが幸せだって気付けたからだったのだって

私は君が好きで、君の傍にずっと居たくて

一緒にいるには理由が無ければいけないって

そう思っていた私を

君の笑顔で安心させてください

もしも終わりがきても私の中の宝物箱に

君を大切に閉まうことが今ならできるようになりました。

やっと気付いたのかって

君の笑顔で安心させてください