詩☆夜
心地が良いな、今夜は
ぼんやり夜空を眺める
夜はまだ君のものだったんだと
ぼんやり過去を回想する
手を伸ばしたら君の手に
触れられるような気がした
こんな夜も悪くない
いくつの恋を越えたら
夜は君を手放すのだろうか
もう想ってなどいないのに
君を越える人にも出会えたのに
想い出はどこにだって転がっている
一つ一つに誰かといた記憶
愛していた人を
心から閉め出すのは難しい
いつも僕のここに居た
笑っているかな
傷つけた人 傷つけられた人
どれも過去だと言うことができるけど
忘れたくないというのも確かで
もう囚われていないのも確かで
世界を包む優しい暗闇よ
どうかあの人に愛を
もう伝えられないあの人に 愛を